警備ロボットが、噴水に転落。。

ツイッターで今、盛んにシェアされているロボット写真は、これだ。最近いろいろなところに導入されている警備ロボットが、脚を踏み外して(?)転落、オフィスビル前に設けられた噴水の中に落ちた。

噴水に転落した警備ロボット「K5」(@bilalfarooquiより)

このロボットは、ご存知ナイトスコープ社のK5だ。シリコンバレーでもスタンフォード・ショッピングセンターやマイクソフフトのキャンパスに導入されているはずだが、この写真はワシントンのオフィスビルでの様子という。

K5には、各種センサーが付いているのだが、浅い階段が噴水に向かっているのは認識できなかったのだろうか。開発者にとっては悔しい光景だろう。その後、警備員らがロボットを救い出している様子がここに。重量300ポンド(約136キロ)を持ち上げるのは、簡単ではない。

開発者には悔しくても、これを見た人々はひどく楽しんでいるようだ。「うちのオフィスビルで、超ハイテク・ロボットが失敗をやらかした。楽しい日になった」「ロボット、仕事を放り出す」「人間の勝利」などというコメントがツイッターに見られる。こんなかたちのロボットでも、擬人化しているのが面白い。

それにしても、K5は何かと災難に会っている。スタンフォード・ショッピングセンターでは昨年7月、ぶつかって来た子供が倒れた際、子供の脚の上を走行して非難を浴び、今年4月には、地元シリコンバレーの駐車場を見回り中だったところを、酔っ払った男に殴りかかられて転倒した。前者は愛着や好奇心、後者は敵意、あるいはやはり好奇心からの接触事件だが、K5の何がそれを誘うのかは、ヒューマン・ロボット・インタラクションの重要な課題かもしれない。

ナイトスコープ社のホームページには、K5とは別のモデルのロボットも2つ載っている。ひょとすると少し小さい、あるいは車両型になると、こうした事故は防げるのだろうか。

警備ロボットで、他のモデルも開発中?(http://www.knightscope.com/より)

タグ:

Comments are closed.


Copyright © robonews.net