ロボット市場は、予想以上に拡大中

『ロボット・レポート』が、二つの調査会社のレポートに基づいてロボット市場の急速な拡大予想を伝えている。ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は、2025年までに870億ドル市場に成長すると予想、またトラクティカは、自動走行車のAI要素も含めて、2022年までに2370億ドルにまで拡大すると予測している

大きく伸びるのは、消費者向けロボット市場(www.bcg.comより)

BCGは、2014年時点でロボット市が2025年に670億ドル規模になると見ていたが、それを870億ドルに修正した。大きな要因は、消費者向け市場での需要の高まり。他にも、投資家の関心の高さ、要素技術の価格低下、プログラムの容易さ、自動走行車業界における人材獲得競争などが挙げられるという。また、スタートアップの40%は消費者向けロボットを開発しており、間もなく医療や高齢者介護などハイタッチな分野にも進出すると見られる。

一方、トラクティカは、日本やヨーロッパ企業に独占されていた産業ロボット時代から、今やパーソナル・アシスタント・ロボット、UAV、自動走行車の時代に移り、シリコンバレーがAIのホットベッドとしてロボット産業の中心地になったとしている。同社は、産業ロボット、その他のロボットを含めたロボット市場は、2016年から2022年の間に、310億ドル規模から2373億ドル規模へと急成長すると予測している。

タグ:

Comments are closed.


Copyright © robonews.net