ボストン・ダイナミクス社の新しいロボット『ハンドル』、初公開ビデオ

ボストン・ダイナミクス社が、また新しいロボットを開発中だ。コンファレンスで公開されたビデオがユーチューブにアップロードされている

ボストン・ダイナミクス社の『ハンドル』。後足が車輪で、重い荷物を運ぶことが可能とか。

アップロードしたのは、ベンチャー・キャピタリストのスティーブ・ジャーベットソン氏。『Abundance 360』という会議で録画されている。

このアップロードには当初ボストン・ダイナミクス社からクレームが入ったとのことで、肝心のロボット部分がボカされていた。後に解禁されたのか、今は全貌が見られるようになっている。3:45時点でこの新ロボットが登場する。

講演しているボストン・ダイナミクス社CEOのマーク・レイバート氏が「悪夢を誘うようなロボット」と呼んでいるが、正式な名称は「ハンドル(Handle)」。荷物をハンドルする(扱う)ことに長けたロボットだからだ。

後足が車輪になっていて、自分でバランスを取って立ち上がることができる。「二本足のロボットよりも効率的で、重い荷物を運ぶことができる」とレイバート氏は語っている。また、「ヒューマノイド型のアトラスよりも安いが、それでも有用なロボットを作る実験」とのこと。

『クォーツ』の記事によると、アルファベット社(元グーグル)傘下のボストン・ダイナミクス社はトヨタへの売却話が出ていたが、未だ固まっておらず、また米海軍がLS3の調達をやめたことで収入源に苦難しているという。『ザ・ヴァージ』は、アマゾンも同社に関心を持っていたとしている

上ビデオでは、同社のその他のロボットについてのビデオも含まれており、レイバート氏の説明も聞ける。

 

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