ヨーキー・マツオカ氏、ネストへ復帰

ロボット研究者として知られるヨーキー・マツオカ氏。同氏は、アカデミアを離れて2010年からシリコンバレーのネスト・ ラボ社に在籍していたが、その後スタートアップを経て、アップルの医療ビジネスに携わっていた。ところが、再びネストに戻ると『ブルームバーグ』が伝えている

ヨーキー・マツオカ(松岡陽子)氏は、日本生まれ。16歳でアメリカに渡った。カリフォルニア大学バークレー校を経て、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。その後、カーネギー・メロン大学で助教授、ワシントン大学で準教授を務めた後、2010年にネスト・ラボ社へ。グーグルXの創設にも関わった。2016年5月からアップルに在籍していた。(写真はEmTech 2014での講演の様子)

同記事よると、マツオカ氏は2016年末にアップルを辞めている。ネスト・ラボ社は現在アルファベット社傘下となっており、マツオカ氏はネストのCTO(最高技術責任者)に就き、サーモスタットやカメラなど同社製品のテクノロジー開発や外部会社との提携に関わるという。センサー技術、AI など同氏の専門も活かされる。

グーグル(現アルファベット社)は、グーグルX の創設にも関わったマツオカ氏にとっては古巣でもある。社内の他のテクノロジーとの共同開発の可能性も探る立場にあるとのことで、アルファベット社のロボット部門にも関わりが出てくるだろう。

ロボニュースは、前回のネスト在籍中にマツオカ氏のインタビューをその(1)その(2)の2回にわたって掲載している。

 

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