オクルスリフトとキネクト2で、イマーシブにロボットアームを操作する

バーチャルな三次元世界をどっぷりと体験できるヘッドマウント、オクルスリフトは、ゲーム開発者たちの間で超注目のアイテムだが、このインターフェイスはロボットの操作にも使えるようだ。

NASAジェット推進研究所(JPL)では、オクルスリフトとキネクト2を用いて、ロボットアームを操作する方法を開発中。いずれ、宇宙探索で使えるのではと期待している。「エンドガジェット」が伝えている

同研究所では、自然な方法でロボットを操作するやり方をこれまでも求めてきた。マーズ・ローバーを三次元センサーでコントロールしたり、オクルスリフトとヴァーチュイックス・オムニを用いて火星のバーチャルツアーができるようにもした。しかし、オクルスリフトとキネクト2の組み合わせは、それら以上にイマーシブな体験だという。

「消費者向け製品でこれだけのことができること、三次元世界に浸ることによって、ロボットが自分の身体の延長のように感じられること、ステレオ・ビジョンによって、人間的な視点が得られること」が画期的と、同研究所は語っている。

オクルスリフトのスクリーンでは、オペレーターが自分の手とロボットの手の両方を見ることができ、時間のズレも確認できるという。いずれ、国際宇宙ステーションで活躍中のロボット、ロボノートの操作にも使えるようにし、退屈、あるいは危険な作業を宇宙飛行士に代わってより効率的に行えるようにしたいという。

タグ:

Comments are closed.


Copyright © robonews.net