日本にこんな家庭用ロボットがやってくる? ボストン・ダイナミクス社のスポットミニ

新しいロボットはいつもユーチューブで発表するボストン・ダイナミクス社が、またもや興味深いロボットを作ったようだ。その名は「スポットミニ(SpotMini)」。しかも、どうも家庭用に考えられているようだ。

ヘビの頭に動物の胴体? スポットミニは台所仕事もこなす。(www.bostondynamics.comより)

ヘビの頭に動物の胴体? スポットミニは台所仕事もこなす。(www.bostondynamics.comより)

同社の記述によると、スポットミニは以前発表されたスポットの小型版で、胴体の重量は55ポンド(25キロ)、アームを含めると65ポンド(29.5キロ)。完全な電気駆動で、電池の持ちは90分。同社ロボットの中でもっとも静かだという。

深度カメラ、固定ジャイロスコープ(IMU)、固有受容センサーなどのセンサーが、ナビゲーションとモバイル・マニピュレーションをサポートする。タスクは自律的に行えるものもあるが、高レベルでの人間のガイダンスを要する。

『IEEEスペクトラム』の観察によると、このビデオに見られるかなりの部分は人間の操作によるものだが、頭部を固定して胴体を動かしているのは自律的ではないかという。また、スポットミニにはいくつかのバージョンがあるようで、途中で登場する白いスポットミニの他にも、階段を上る手前と実際に上っているロボットが異なるように見えるとのこと。読者のみなさんも観察していただきたい。

それにしても、同社が家庭環境を前提としたロボットを開発していたのは驚きである。グーグルの傘下にあった頃には、配達ロボットの目撃説も耳にしていたのだが、スポットミニはまた別だったのか。

いずれにしても、ひょっとしてトヨタに買収される噂のあるボストン・ダイナミクス社が家庭用ロボットを作るということになれば、日本の家庭も無関係ではない。

バナナの皮で滑って転んでもすぐに起き上がり、階段もスタスタと上っていく。外へのお使いにも使えそう。こんなロボットがわれわれの家にやってくるのだ。ただし、ビール缶はすぐに渡してくれそうにない。

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