いろいろな活動があった、6〜7月ロボット業界での投資、買収、IPO

『ザ・ロボット・レポート』が、6〜7月のロボット業界における投資や買収、IPOについてまとめている。いろいろな動きがあった。

トランスエンテリックス社の手術システム(http://www.transenterix.com/より)

トランスエンテリックス社の手術システム(http://www.transenterix.com/より)

投資とIPOは7件

・手術機器メーカーのトランスエンテリックス社は、IPOで5000万ドルを調達。

・ソフトバンク社、オライリー・アルファテック社、シャスタ・ベンチャーズ社と共に、フェッチ・ロボティクス社に2000万ドルを投資(ロボニュースのフェッチ・ロボティクス社のインタビューはここに)。

・フォックスコン社とアリババ社は、ソフトバンクのロボット事業を統括するソフトバンク・ロボティクス・ホールディングス社に、それぞれ1億1800万ドル(145億円)を投資

・球体のロボット、スフェロを開発するオーボティクス社は、ウォルト・ディズニー社とメルカート・パートナーズ社から4500万ドルの未公開株投資を受けた。

・東南アジアで食されるパン、ロティを焼くロボット、ロティマティックを開発したジンプリスティック社は、NSIベンチャーズ社とボッシュ社から1150万ドルの投資を受けた。このロボット、ロティマティックは昨年の発売と同時に500万ドルの売り上げを達成、現在も7200万ドル分の注文に追いつかない状態という。

・ロボットとビッグデータ、ソフトウェアを統合して生物学的な先端素材を開発するジマジェン社は、4400万ドルを調達。

テレダイン社は、無人海洋監視システムを開発するオーシャン・アエロ社の持ち株率を37%に増やした。増資額は不明。

買収は4件

・医療関連の搬送ロボットを開発するヴェクナ社が、テレプレゼンス・ロボット開発のヴィーゴ・コミュニケーションズ社を買収。買収額は未公開。

・アクチュエータ開発会社のビンバ社が、自動化機械要素部品開発のインテック・プロダクツ社を買収。買収額は未公開。

・動画圧縮と画像処理セミコンダクター・メーカーのアンバレラ社が、ヴィスラボを3000万ドルで買収。ヴィスラボはパルマ大学内の研究所で、画像システムに強い。

トレース・ライブ・ネットワークス社が、カナダのドローン開発会社ドラガンフライ・イノベーションズ社を未公開額で買収。前者は、ユーザーを追い、ライブ・ストリーミングするインテリジェント・カメラを開発する。

ユーザーを追うカメラの画像(http://www.trace.com/より)

ユーザーを追うカメラの画像(http://www.trace.com/より)

 

 

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